ここにメッセージを入れることができます。

小プロジェクトの継続的編成支援
 概念データモデル設計法による情報システム構築企画を受け止めて、小プロジェクトを機動的にスタートさせるPMO(プログラム・マネジメント・オフィス)の活動をブレーンとして支援します。
1~6ヶ月の支援を通して、PMOスタッフが独立すると終了します。
1名の情報システムコンサルタントが担当します。


ライフサイクル・コストの圧縮
 ビジネス内容が変化したとき、働く人達の作業環境である情報システム構成要素を迅速に変更する必要があります。
従来の情報システム構築では、ソフトウエアが出来上がって動き始めると「成功」と報道されてきました。その情報システムを利用して経営が悪化したとき、経営者を含む利用者の責任とされてきました。
情報システムは「箱もの」のようなハードウエアではありません。しなやかに変更・拡張できる「柔らかもの」でなければなりません。

有限の責任
 利用者は情報システムを利用してビジネス活動を円滑に遂行する責任を持ちます。
情報技術は利用者が働きやすい作業環境の一環としての情報システムを整備する責任を持ちます。
利用者の働き方の工夫と情報システム構成要素であるソフトウエアが整合するよう、情報システム構築活動を推進・管理する必要があります。
利用者と情報技術者がそれぞれ有限の責任を持って、情報システム構築を成功に導いて下さい。


 ソフトウエアは情報システムの重要な構成要素です。ソフトウエアはデータ仕様とデータと、それを取り扱うプログラムからなっています。データ構造に基づいてプログラム構造を決定すること、同じデータを取り扱うプログラムはデータ仕様と共に一つのモジュールにまとめること(カプセル化)がソフトウエア工学の基本です。
 残念ながら日本ではこの点に関して誤解があり、少なからぬ情報システム・プロジェクトが失敗しています。密室でプログラムを開発することを許すので、利用者の期待と異なるソフトウエアが出現して当惑します。この原始的な敗因を取り除くために、利用者が情報システム・プロジェクトを主体性を持って管理し、ソフトウエア開発のできるだけ深いところまで参画できる情報システムプロジェクト管理の方法を用意しました。
 これは1970年代に世界に普及した正統的なソフトウエア工学の方法を日本の情報産業に再び導入していただくことを目指しています。単に情報システム構造を改革するだけでは、再構築が終わった後で変更・拡張によって構造が悪化する恐れがあります。組織を人にたとえますと、脳や神経に相当する情報システムを健康に保つために、この方法をご利用下さい。



小プロジェクト
2週間から3ヶ月程度の期間で終了するよう企画します。
1グループ:3~6名
グループ数:1~3グループ

作業日程
作業日数 5~10日
問題の性質に応じて作業方法と日程を調整します。

付随作業
事前診断し、上記調整を行います。
作業開始前に半日のオリエンテーションを行います。
作業の中間と終了後半日の報告会開催をお奨めします。


変わり続けるビジネス組織を支える
  競争社会で生き残り発展するためにビジネス組織は変わり続けなければなりません。
困ったことに、コンピュータ・プログラムを変更困難であり、放置すると情報システムは過去の状況に合わせて情報を提供し続けます。
働く人達が仕事の仕組みを変えたいと思うとき、迅速に変更・改良・拡張・先祖帰りができる柔らかな情報システムを構築する必要があります。したがって、情報システムの理想像は「永遠の青年」です。

基幹系情報システムの簡素化
 基幹系情報システムの役割は、変化する実世界の事実を「ビジネスの視点で捉え、その情報を働く人々が共有・共同参照できるようにすることです。
「実世界のシミュレーション」といい替えもよいでしょう。
実世界に存在する「もの」や実世界で行われるビジネス活動や起きる出来事(「こと」)に対応してデータを設計し、そのデータを実現する方策として情報処理を位置付けます。
情報システムの複雑性は実世界の複雑性に対応することが肝要です。