技術紹介

情報システム技術

ビジネス活動の現場で、結果に責任を持って働く方々(経営者・管理者も含む)の「意思疎通を支援すること」
ISO(国際標準化機構)は、これがIT利用の目的であると主張しました。
意思疎通の手段として、現場の事実を表す「情報」を採取(ディジタル化)し、データベースに蓄積し、必要であれば加工して、働く人たちに伝え、意思疎通を支援します。
IT機器やソフトウエアはその実現手段です。近頃流行りのAIもソフトウエアの作り方の一種です。
手段に惑わされなければ、情報体系は、現場の仕組みと整合します。簡素な情報システム構想が出てきます。
システム統合してみると、規模が1/5~1/20に縮小できた経験があります。
ビジネスの実世界の構造と情報システム構造が整合します。
ビジネスに変化が起きたとき、素早く(比較的容易に)旧情報システムを変更、進化させることができます。(「情報システムのビジネス整合」を目指します)

話し方&聞き方

下手なIT導入により分断された組織に「話し合う習慣を取り戻しましょう。
言葉遣いの改革 ⇒ 人様を傷つけない「言葉遣い」=『システム的表現』
話し合う順序の改革
現場の気づきを聞き、メモします。
人様を傷つけない「システム的表現」に言い替え、「発言者の言いたいこと」を自分が理解できたか、確認します。
発言者と一緒に(発言者の身になって)、発言者がビジネスの仕組みとして目指すことを考え、これもシステム的表現に言い替えます。
多数の発言者の意見を「手段/目的」、順序に並べ替え、整理・整頓します。
話し合いの過程で「対等の人間関係」を形成できると成功です。
自由に、しかし人様を傷つけないように、話し合う組織を目指しましょう。
第三者の目で、「誤解の余地が少ない言葉遣い」が組織の風土を明るくします。
現場の知恵を集めると、組織が進化して行きます。

概念データモデル設計法​

ビジネスの現場の事実をあるがままに、素朴に捉える「情報体系」を、現場の現実を知る方々の手で設計しましょう。
「情報で組織を繋ぐ」システム構想が出てきます。
現場の複雑性をあるがままにシステムに反映させましょう。
既存のソフトウエア(ERPパッケージ)が必要以上に複雑になっている場合は、簡素化(再構築、システム統合)することも考えましょう。
現場で働き、現場を知る方々が、情報体系企画の主人公です。
IT(実現手段)を理解する必要はありません。
下手なIT技術者の意見に惑わされない、IT利用構想を持ちましょう。
会社合併に伴う「システム統合」を成功に導いてきました。
 参考文献 「ITによる業務改革の『正攻法』 JFEスチールの挑戦」、日経BP社、2011
 参考文献 「成功に導くシステム統合の論点」、日科技連出版社、2005
現場で働く利用者主導が「成功要因」です。

ビジネスにITを活用するための「情報システム技術」

DXは、ディジタル・データを活用してビジネスを改革することです。IT導入が目的ではありません。
激変する現在の経済社会に適切に対処できるよう、ビジネスを改革することが主たる目的です。
組織が何を為すべきか、気付き、対処するために、事実を捉える「情報」をディジタル化しましょう。
そのとき、重要な注意事項があります。ITの使い方改革が肝要です。
世界は、1980年代からITの使い方の改革に取り組んできました。
ビジネスの事実を捉える「情報」を設計し、急ぐ重要な部分から、素早く、ディジタル化してきました。(アジャイル開発)
「情報で組織を繋ぐ」ことに主眼を置いています。
どの事実を捉えるべきか、ビジネスの現実を知っている方々=利用者です。
利用者主導のIT活用に、使い方を改革しましょう。
MASPは利用者主導の「IT改革」を支援します。